かたち

バストアップに欠かせないイソフラボン

よく、バストアップに欠かせない栄養素として、イソフラボンが挙げられます。
しかし、大豆製品である豆腐や豆乳、納豆を積極的に食べればバストアップするのかというと、実は一概にはそう言えないのです。

そこで、大豆イソフラボンがバストアップに働く仕組みを少しみてみます。
そもそも、バストを構成しているのは、乳腺とその周りを保護する脂肪細胞です。
この乳腺が発達することで、バストアップするということなのですが、その発達を促しているのが女性ホルモンのエストロゲンという成分なのです。
そして、このエストロゲンと分子構造が非常に似ていて、同じ働きをしてくれることがわかっているのが、大豆イソフラボンなのです。

それでは、大豆イソフラボンの含まれる大豆製品をたくさん食べればバストアップするのではないかと思うでしょうが、必ずしもそうではないのです。
というのも、大豆イソフラボンは、グリコシド型とアグリコン型という2つに分けられ、大豆製品のほとんどが前者のグリコシド型です。
これは、周りを糖が覆っていて、胃では吸収されず、小腸の酵素で分解され吸収される性質のものなのです。
つまり、吸収率があまり良くないということです。
後者のアグリコン型で唯一といっていいほどの食材が味噌ですので、お味噌汁に豆腐を入れた朝食はバストアップに最適だと言えるのですが、それでもなお、それだけではダメなのです。
なぜなら、大豆イソフラボンはそれ単体ではエストロゲンと同じ働きをせず、ビタミンやミネラルと一緒に摂ることで、初めて乳腺に働きかけることができるのです。
つまり、大豆イソフラボンだけを摂るのではなく、食事の栄養バランスをきちんと考えた上での摂取がバストアップへの道と言えます。

また、大豆イソフラボンの摂取量は、成人女性で1日70〜80mgと言われており、この量より少なくても、過剰でも効果が薄れてしまうということです。
あまり張り切って大豆製品ばかり摂るのもよくないということなのです。

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